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VRおじさんの初恋 副音声の工夫

2024年の春、NHKで「VRおじさんの初恋」というドラマを放送していました。

VRゲームの世界で女子高生姿のアバターを操作する、中年男性が主人公のお話です。
アバターの名前はナオキで、それを操作するプレイヤーの名前は遠藤直樹
副音声ではアバターを「ナオキ」、プレイヤーを「遠藤」と呼び区別していました。
こうすることで、音声だけでもアバターとプレイヤーを区別しやすくなります。

ゲームの世界で、ナオキは年上女性のアバター・ホナミと出会います。
プレイヤーの名前は芦原穂波で、こちらも副音声では同じ形式で区別していました。
アバターは「ホナミ」、プレイヤーは「芦原」と呼んでいました。

ドラマの後半では、穂波の家族のが操作するアバターが登場します。
字幕では「葵」「アオイ」で区別できますが、副音声ではそうもいきません。
ホナミと同様にプレイヤーを苗字で呼ぶと、同じ「芦原」になってしまいます。

この辺りをどうするのかと思い、副音声を確認してみると。
プレイヤーは「葵」、アバターは「アオイちゃん」と呼んでいました。
これであれば穂波と被らずに、プレイヤーとアバターを音声だけで区別できます。

この他、副音声でVR世界の風景描写や、登場人物の心情なども表現されていました。
音声だけでもドラマが楽しめるように、様々な工夫が行われていると思いました。

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